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書くか書かぬか

tetsuya_odaka

フレームワークであるとか、部品であるとかを設計したり、作ったりするとき、必ず「これは(利用者から)隠蔽した方がいいのか」とか、「これを用意しておけば、(利用者は)APIを呼ぶだけでいいとか」とか、その逆に「隠蔽しない方が分かりやすいんじゃないのか」とか考え込んでしまう。
要するに、「コードを書く(用意するか)書かない(用意しない)」という問題。

大きくいえば、OSSは「中身が見える」訳だから、「完全に隠蔽する」ことはありえないのだけど、部品を用意すれば、その中身を見るのは面倒になってしまう。

EODの話をしだすと堂々巡りになってしまうことが多い(そういえば、Servlet API3のDraftが出たときもすごい議論だったけど、どうなったろう?)。ある人が、XMLで外部化した方がいいといえば、ある人はそんなことは余計だ、とか言ったりする。そうすると、ボイラープレートなコードなんてやっぱり書きたくないという人もいる。コーダーには、それぞれこだわりがあるから、そんな話になってしまう。

さて、自分はどうかというと、OSSといっても完璧にパーケージ化されたものは、敬遠してしまう。
基本的な部品があって、それをブロックみたいに組み立てるのがいいと思う。適度な「遊び」があった方が使い勝手がいい。数あるAjaxライブラリーの中で、YUI(YAHOO User Interface)が好きなのも、そういう感じがするから(これも個人の感じ方の問題)。

こんな風に考えるのも、昔、4GLで痛い目にあっているからかもしれない。