EzoGP Team Blog

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宿題

takuji_mezawa

いつぶりだろう・・・、すっかりブログから離れていて、odaka氏にばかり書いてもらっていたが、私もボチボチまた書いてみようかと。とはいっても指してすごいことなど書けるはずもない。なので、まずはEzoGPというか、私的な「宿題」について、覚書的に書いておこうと思う。

これらは、先月にodaka氏と合い、また日々のやりとりの中で出てきているものが、「宿題」の実態である。まあ、宿題とはいっても、課題というか、やってみたい、やっておきたい、等々のもの。いずれも今後のことを色々考えるにどれも非常にEzoGPは勿論ながら、自身にとっても重要なものとなっている。

では、どんなものが「宿題」なのか。

言語系

この辺は常に変化のあるところで、特にL.Lとの連携が盛んになっている。

  • Groovy
  • Scala

辺りは次世代言語と呼ばれる点、Javaとの親和性の関係でフィードなどを見ていてもよく目にするところ。ウォッチ兼検証をしておきたいところ。上記には列挙しなかったが、PHP*1Pythonも視野には入れている。L.Lという言葉(バズワードっていうのかな・・・?!)の流行り元的な存在な言語であると思っているので、はずせない。

またJavaScript関連では、Ajaxライブラリの乱立でどれも一長一短の様相なので、ある程度の目安をしておきたいところ。現在のところでは、以下のあたりかと。

YUIに関しては既にMyznalaが取り込んでいるし、odaka氏のブログできちんと整理されているので、特に問題ないだろう。jQueryは、EzoGPとしては非常に悩ましい存在。jQuery自体は非常にいいライブラリだと私個人は考えている。が、ライセンスが問題。

jQueryはデュアルライセンスなので、EzoGPのライセンスに対する考え方では使いにくい。非常に惜しい。odaka氏との間では、まず使って(リリース)見て問題やクレーム等が発生したときに、EzoGPからのリソースから除外し、別途入手して組み合わせて利用してもらうようにする、という方針としている。マイクロソフトは、PHPjQueryなどを取り込んで足が遠のいているデベロッパーの引き戻しにやっきのようだ。でも侮ることはできない。やっぱりマイクロソフトなので、ネームバリューでjQueryなどがブレイクすると、実践していないことが不利になりかねないからだ。

そんな折、BBCからリリースされているAjaxライブラリ「Glow」を発見。ざっと見てみたがPrototypeやjQueryなどとよく似た記法のように感じたし、使いやすそうな感じも受けた。何よりUIが同梱されているのがいい。jQueryではプラグイン機能によりいろいろな機能を拡張していける魅力がある半面、jQueryUIを使おうとすると、ライセンスの壁に阻まれて・・・。本当にもったいない気がする。

まあ、Glowはなかなかいい感じ。ライセンスもEzoGPとして推奨しているApacheライセンス2なので、この辺もいい感じ。もっとちゃんと見て、ブログにでもまとめようかと考えている。

技術

これは、何といってもクラウドコンピューティングとモバイルだろう。最近何冊かクラウドに関係した本を買って、読み始めている。で、何を読んでいるかというと、

という両極端な感じの2冊。肯定、否定の両方に目を通すことで間違った理解を軽減できるのでは、という発想。まずは読まなくては・・・。で、読みながら「習うより鳴れろ」として、GAE/jの登場。odaka氏は既に色々調査をはじめていて、私もという感じで、参考にさせて頂いている。でも色々ごたごたしていてそれほどの進捗はなし。多分、仕事のアプローチがよくないんだろうなあ・・・。

クラウドが企業レベルでもこなれてくる前にちゃんとした理解をしておきたいと考えているし、EzoGPのような仮想的集団での活動を念頭に置くと、当然ながら設備投資的な部分は極限までゼロにしたいと考えるのが当然なので、クラウドのようなテクノロジーを利用しない手はない。頑張らねば。

セールスフォースに言わせると、クラウド=ITの民主化だそうな。どこぞのキャッチーコピーっぽいけど、多分そういったイメージなのだろう。まあ、資金的な格差を是正するという目で見れば「民主化」というのも間違いではないのだと思うが、何となく個人的には好きな表現ではない。

次にモバイルだが、キーワードとしては、AndroidiPhone/iPodでしょうかねえ。無論OpenPTAをやっている関係でケータイもその範疇に含めているのだけれど、PDA*2の辺りが非常に活発な動きをしていると思っている。特にAndroidは昔のNTTなどで公開していたDojaのような感じで、どことなく懐かしさもあってか、やっておきたいもののひとつとなっている。iPhone/iPodなども当然ながらやってみたい。まずはAndroidだろうな・・・。

このスケール的には両極端なふたつの技術は今後、重要なファクターとなることは誰が見ても明らかなので、ぜひともEzoGPでなんらかの具体化をしてみたいと思っている。

その他

とにかく、やっておきたいことは山積状態。ちょっとIT的なところから離れたものでは、「社会的起業(企業)」というちょっとしたムーブメントに関して興味をそそられている。関連書籍も衝動買いっぽく3冊まとめ買いをして、読み始めている。

  • 「20円」で世界をつなぐ仕事
  • チェンジメーカー
  • チェンジメーカー2:社会起業家という仕事

NHKで(確か金曜日の深夜)「チェンジメーカー」という番組を数ヶ月前に見たのがきっかけ。余り記憶には残っていなかったが、先月odaka氏と話している中でたまたま、この社会的企業の話題が出て、その時思い出した。それから急に気になりだして、色々情報をさら読みしているときに、またNHKの番組を見て、小暮真久さんが出ているのを視聴した。企業の社員食堂で低カロリーな社食を頼むとそこから20円がアフリカの学校給食費としてまかなわれる、というもの。

その活動をしているNPO法人「TABLE FOR TWO」のインターナショナル事務局長である小暮さんが毎日楽しそうに仕事をしている様子を見て、さらに興味が高まったのを記憶している。特に最近、自身のまわりでも「仕事」に対するフラストレーションを感じたり、仕事に対する考え方が変わっていくような事象を目の当たりにしていたこともあり、一気に「社会的企業」という言葉に関心を持つようになってきた。

男として生まれたからには、起業してみたいという野心めいたものに興味を抱くのは、男なら多分あるのではないだろうか。今では女性の起業家だってたくさんいるのだし。ただ、今の自分の立場では現実味のあることではない。むしろ自殺行為に近いものがあるのはいなめない。世界をかえられなくても、もっと仕事に楽しさを感じていきたいという強い思いが、先の出来事をきっかけにふくらみはじめた。

仕事をしている時間は人生の中で割と大きな時間枠を使っていると思っている。だったらもっと楽しくその時間を過ごしたい、自分のやっていることで誰かの役にたってみたい、そんな欲求ならば、何も大それたチャンレジまでしなくても、別の方法でできるかも・・・、とか色々考えてみたり、最近はしている。EzoGPなどは、私の中では、それに近い存在に思える。40代にして大それた夢のようなものを持ってみて、何となくではあるけど、日々のモチベーションに寄与しているといいな、と考えている。

どうなることやら・・・とにかく矢ありたいことは山積状態。


※SyracavaやJavaを忘れたわけじゃあないよ。ちゃんと頭に入っているし、気にもしているからね。

*1:特に今日の@ITで掲載されていた記事に、最近のPHPデベロッパーの求人が増えているということでもあるので。

*2:今でも、こんな表現ってまかり通るのかな??