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いま何をなすべきか、という問いに

さて、今回は私の番。さすがodaka氏ですねえ。

ドラッカーで思い出したのが、以前にodaka氏より進められて読んだ「ドラッカー名言集;経営の哲学」。なるほど・・・と思う言葉がたくさん書いてあったのを記憶している。見返してみると、サブタイトルに「いま何をなすべきか」というのが、書かれていた。このサブタイトルも今の時世や自分のまわりの状況を見ると、考えさせられる言葉になる。

ここ最近のIT系では、クラウドに関するものが日々購読しているフィードから見て取れる。昔の数あるキーワード(JavaやB2C、B2B、SOA、など)と同じように毎日、”クラウド”という言葉が踊っている状態。

雑誌や情報紙も

これもodaka氏より教えて頂いた「週刊 東洋経済」の特集もクラウドサービスの代表格であるAmazonのもの。さらには最新刊の日経コンピュータGoogle特集で、全紙の9割がたをそれに割いている状況。

日経コンピュータから抜粋すると、58市区町村がシステム共同利用を9月にも開始するらしく、北海道をはじめ、京都府、佐賀県、大分県、宮崎県などがクラウドの実証事業を進める地方自治体として紹介されている。

これと並んで気になる記事として、ITサービスに関する2009年度第1四半期決算に関するもの。これによると、ITサービスの主要企業合計で60%を超える減益となっているとあった。さらには、中堅インテグレータに関して、リーマン・ショック以降、グループ企業で内製する比率が高まり、外注費削減方向が加速して、受託開発事業をビジネスモデルとしている中堅インテグレータが大企業よりも売上高減少が顕著で、今後の受託開発事業が伸びるとは考えにくい、とまで言われているらしい。

やっぱり・・・

これは、クラウドサービスを少しでも利用経験があったりすると、割と想像しやすい話ではある。しかし、パブリックなりプライベートなりでも、クラウドが浸透することによる業容変革を迫られるとなると、安穏としているわけにも行かない。目の前の仕事*1だけに専念していては、先がないという強迫観念がさらに増してきている。しかし、周囲ではそんなことはどこ吹く風。こわい話だ。

いま何をなすべきか、という問いに

とまあ、世の中非常な速度で変化している状況で、自分はいま、どんな状況で、この先、どんなことを意識すべきなのか、まさに冒頭のドラッカー先生の名言集が、何となく的を得た書物のように勝手に思っちゃったりしている。そんなことを考えていたもので、今回のログにドラッカーという文字が出てきているのです。

真面目な話、今一度じっくりと噛み締めるように「経営の哲学」を読んで、トニー・ブザン先生考案のマインドマップなどでアタマの中を整理してみるべきではないか、と思っているのです。当然ながらEGP活動をしながら、ですけどね。

こういった不明瞭なときには、先駆者たちの素晴らしき知識に触れることで、少しでも自分の役に立てばいいな*2と、どこか保険じみた感覚で、秋の夜長??に読書しようと思います。

*1:EGP活動のことではありません。別のことです。

*2:立つかどうかわかりませんけどね。